自宅教室をしているピアノ教師の仕事の一つは、玄関周りや庭の環境整備です。
雑草を取ったり、花を植えたり、花がらを摘んだり、時には剪定もしたりします。
ちなみに、私は鎌やシャベルや剪定バサミ以外に、ノコギリと砥石と高枝切りバサミまで持っています。( 庭師?)
朝早くビオラの花がらを摘んでいると、庭に珍しいお客様が訪れました。
黒いアゲハチョウです。でも、見たことがないほど大きいのです。飛び方も、優雅なのにダイナミックで見惚れてしまいます。
私が近距離から観察したりスマホで写真を撮っているのに、ひたすらオオベニウツギの花の蜜を吸い続けています。
あとで調べると、ナガサキアゲハという蝶のメスだと分かりました。日本最大級のチョウだそうです。
元々は亜熱帯や九州に住むナガサキアゲハは地球温暖化の指標にもなっていて、年々北上しているそうです。( ここは北関東 )
珍しいチョウを間近で見られて嬉しかったいですが、地球温暖化の影響と考えると、少し複雑な気持ちになりました。
それにしても、約20cmの距離に人間がいるのに全く逃げないなんて、私が人畜無害なタイプだと分かったのでしょうか?
羽がキレイでピンとしていたので、多分、生まれたばかりの個体で、花の蜜の美味しさに夢中になっていたのだと思います。
考えてみると、幼虫時代は葉っぱだけを食べ続け、成虫になると突然花の蜜だけという食生活は、何だか不思議な気がします。
人間に例えると、子どもの時は玄米と漬け物ばかりで、大人になってからは毎日ドンペリを飲む、みたいな感じでしょうか。
花の蜜を堪能している蝶の姿を見て、ジャズの「酒とバラの日々」のメロディーが頭の中に流れてしまいました♪
アゲハチョウは数週間の命だそうです。ナガサキアゲハさん、また庭に遊びに来て下さいね!
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