今回、YouTubeに演奏動画をアップしました。映像は曲のイメージをダイレクトに伝えられると思ったからです。
しかし、生ピアノの録音は、楽器の中で最も難易度が高いと言われています。
ピアノは音量が大きく、音が割れてしまうからです。
キレイに録音するには、高性能の複数のマイクなど何十万円の音響機材と専門知識が必要になります。
録音環境も、狭い部屋ではなく広いスタジオやホールが望ましいです。
更に、音源をパソコンで加工して、やっとCDのような美しい音になります。
下の動画は、普通のスマホで自宅で録音したため、音質は決して良いとは言えず、デリケートな音も伝わりません。
でも、曲の雰囲気は伝えられるのではと考えて、弾き方、歌詞、曲の解説などの字幕も付けてみました。
YouTubeでの概要欄にも補足情報などを書いていますので、合わせてお読み下さい。
ピアノの演奏は、横から見るのが一般的ですが、この動画は上から撮りました。
高さがないため、弾く人の目線に近いものです。ピアノを弾くイメージ作りにもなると思います。
これは、私が子どもの頃、ピアノのレッスン時に思っていたことです。
私の通っていたピアノ教室は、先生がどんどん変わり、やむを得ず色々な先生からピアノを教わりました。
でも、ほとんどの先生が、レッスンでは数小節しか弾かず、発表会でも弾きません。弾く場合でも、連弾が多いです。
説明が主流のレッスンで、「先生は本当にピアノを弾けるのかなぁ?」と子どもながらに思っていました。
大人になり自分がピアノを教えるようになると、先生達の事情が分かりました。
それは、指を速く動かせる運動神経や筋力は、誰でも25才以降は下り坂になるということです。(表現力は別です)
練習をしないと、驚く程に弾けなくなります。アスリートと同じで、ピアノの腕も維持するのが難しいのです。
だから、90才を越えて演奏活動をしているピアニストの方などは、本当に努力の賜物だと思います。
私も生徒さんに弾く楽しさを伝えたいと思って、日々ピアノに触っています。
ミント音楽教室
【能ある鷹は爪を隠す!?先生が発表会でピアノを弾かない様々な理由とは?】
https://www.mintpiano.net/blog/65627/
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