メトロノームに合わせる練習は、実はとっても大事!

2025年11月27日 09:25


ピアノを始めてから約1年のKちゃん ( 小学3年生 ) は、今『かっこう』を両手で弾いています。

音的には間違いなく弾けているのですが、場所によって少し早くなったり遅くなったりと、テンポが微妙に揺れてしまいます。

この程度なら、丸にしてしまう先生も多いだろうな、と思いつつも、私は妥協せずにメトロノームの練習をさせています。

Kちゃんは、「メトロノームの練習、めんどうくさーい!これ、やらなくちゃいけないことなの?」と言いはじめました。

私は「Kちゃんのママ、楽器出来るよね。」と説明を開始します。

「もし、吹奏楽部の全員が早かったり遅かったり違うテンポで演奏したら、音楽はどうなるかな?」

「めちゃくちゃな音楽になっちゃう!」とKちゃん。

「そうだよね。だから、メトロノームを使って練習するの。それに、Kちゃん吹奏楽部に入るかもしれないじゃない?」

「うん。吹奏楽入りたい。ママはトランペットも吹けるんだよ!私はサックスがやりたい!」

「サックス格好いいよね!じゃ、そのためにも、メトロノームで練習しようか!」

「うん!」

こんな流れで、レッスンが再開して、集中してメトロノームときちんと合わせることが出来て、花丸 ( 合格 ) になりました。

私のレッスンのコンセプトは、『未来が変わる音楽教室』です。

生徒さんが教室を卒業した後も、人生を通して音楽を楽しめるための基礎作りを意識して日々のレッスンを行っています。

ピアノは音域が広く、他の楽器と違って沢山の音を一度に出せるのが特徴です。音楽の仕組みを学ぶのに最適な楽器です。

そういった理由から、進学校で有名な開成中学では、音楽の必修として全ての生徒がピアノレッスンを受けるのだそうです。

ピアノが弾ける人は、他の楽器を始めた時に、楽器未経験者よりも上達が早いという利点もあります。

私自身も、吹奏楽部、軽音楽クラブ、弦楽同好会、第九の合唱、ジャズコンボなど、仲間との活動経験があります。

みんなと一緒に音楽を作り上げることは、ソロ ( 1人 ) で弾くのとは一味違った面白さがあります。

やはり、人と交流することは楽しいし、やる気も上がるし、色々な刺激や新たな気付きを沢山得ることが出来ます!

とはいえ、現場では、リズム感の悪い人、楽譜が読めない人、練習不足の人などは、嫌がられてしまう傾向にあります。

みんなの足を引っ張って、全体の音楽のレベルを下げてしまうからです。

だから、メトロノームと合わせる練習は、未来の自分の居心地の良い音楽活動のためにも、とっても大事なことなのです!

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指導歴30年以上、TOEICスコア805点で英検準一級も保有する、歌って弾けるピアノ教師が記事を書いています♪

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