日頃から「表現力を上げたいなぁ。」と思っている私が学んでいることがあります。
水戸芸術館の劇団ACMの講師による『伝わる声の作り方』という市民向け講座です。
応用コースの参加者は、読み聞かせなどの活動をしていたり演劇の経験を持つ人が多い印象です。
明らかに場違いな私は、毎回ちょっぴり居心地が悪いのですが、それでもめげずに参加しています。( 今回が6回目です。)
今回のテーマは、映画『国宝』の演目でも出てきた『曽根崎心中』です。( 上のイラストは、chatGPTが作った画像 )
参加者は、2人1組でお初と徳兵衛になりきって、曽根崎心中の台詞を朗読する、という課題でした。( 心中シーンもある😮)
私は、徳兵衛と恋に落ちて心中を図るお初 ( 遊女 ) 役になりました。
先生の解説のあと、自主練習をして、次に2人ずつ舞台に上がり、台詞を読んでいきます。所々で、先生の指導が入ります。
古語体の文章のために舌を噛みそうになる場所が多いのに加えて、心中物語のために、繊細な感情表現も難しかったです。
『国宝』で喜久雄が半二郎からこっぴどく叱られるセリフ「残る一つが今生の~鐘の響きの聞き納め~」もありました✨
もちろん、映画のように厳しくはありませんが、色々な箇所で先生にアドバイス ( ダメ出し ) され、何度もやり直しました。
頭の片隅では「私は素人なので、そんなに言われても無理です、、😮💨」と思うのですが、「もう一回」と稽古は終わりません。
きっと、先生からは「この人は打たれ強そうだから沢山言っても大丈夫だろう!」と思われてしまったに違いありません😩
「色っぽい声で!」「苦しそうな息を混ぜて!」「痛みを感じながら!」などの要求に戸惑いながら必死でやりました😱💦
まさか、人前で「殺して、殺して」( お初のセリフ )と、自分が何度も連呼する日が来るとは、夢にも思いませんでした😁
練習のあとの本番では、スポットライトに照らされた舞台で、それぞれが発表しました。BGMも入って気分も上がりました♪
ステージで朗読した時、自分達だけ明るくて客席が真っ暗で、この世ではない不思議な空間にいるような気持ちになりました。
舞台から席に戻る時に、近くの席に座る他の参加者2人から拍手をもらいました。朗読での人生初の拍手👏嬉しかったです!
塩谷亮先生による約5時間のワークショップは、非常に疲れたけれども、役者の世界を垣間見れる貴重な体験になりました🥳
映画『国宝』の芸に生きる喜久雄の世界に、わずか1歩だけリアルな距離で近付けたような気がします💓
表現の根底には、基本や技術以外に、役を生きるという覚悟や向き合い方が大きく関わっているのだと実感しました。
不器用で恥ずかしかった今回の経験も、表現の引き出しを一つ増やせたとプラスに考えて、今後も学び続けたいと思います♪
【あとがき】
大人の生徒さん達は、「レッスンでは緊張する」「家では弾けるのに間違える」「上手く弾けず恥ずかしい!」などと仰ります。
私自身、習い事を色々経験しているため、出来ない時の気持ちも十分理解出来ます。
戸惑いや上手く出来ないもどかしさを晒した私の体験談を読んで、学ぶ時は誰も同じなんだと安心して頂けたら幸いです♪
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