ピアノの先生がミニマリストに絶対になれない10の理由とは?

2022年06月29日 17:32
ミニマリストへの憧れ


空いた時間に、ミニマリストの本を読んだりYouTubeを見るのが好きだ。物が無いスッキリした部屋は、新鮮で素敵だ。

身軽でシンプルな生活をしているミニマリスト達が、正直うらやましい。物が少ないと、ホテルのような雰囲気になる。

真似したいものだが、現実には無理だ。仕事柄、物が多くなりがちだからだ。

ピアノの先生をしている友人の家に行くと、やはり、普通の人と比べて物が異常に多いという共通点に気付く。

なかなか圧迫感がある空間なのだ。仕事部屋と言えばそうなのだが、お世辞にも落ち着ける空間とは言い難い。

そうなってしまう理由(原因)を挙げてみる。※レッスン室以外の部屋に置いてある物も含む。


【①楽器類】

グランドピアノ。電子オルガン。
夜でも弾けるように電子ピアノ。
演奏活動のためのキーボード。アンプ。
興味がある他の楽器も購入してしまう。


【②楽譜、書籍、CDなど】

勉強熱心な人ほど、どんどん増える。一曲を弾くのに、出版社の違う楽譜を購入し解釈や運指を比較するのもザラ。もちろん、その曲に関する本やCDも買う。


【③家具類】

それほど広くないレッスン室には、グランドピアノ以外に、大量の楽譜が入る大きな書棚、飾り棚、テーブル、イス、ソファーなどが、所狭しと置かれている。


【④演奏や発表会のための衣装】

演奏の仕事や発表会では、さすがに普段着というわけにはいかない。仕事上必要だが、収納では結構かさ張ってしまう。


【⑤動画撮影の道具や音響機器】

パソコン。スマホ。タブレット。
それらを撮影するための固定器具。
照明、マイク、マイクスタンドなど。
その他に音響機器やステレオ機器など。


【⑥インテリアや雑貨】

気分を高めるため、部屋を飾るインテリアや小物が大好きな人が多い。ピアノの上に造花を飾るのも定番。店先や旅先で見付けた雑貨が徐々に増えていく。


【⑦ペット用品】

ペット好きな人が多い。犬好きもいるがネコ好きの割合がやや多い。看板娘のため、念入りに毛の手入れをして、おしゃれグッズなどもつい買ってしまいがち。


【⑧美容器具や習い事グッズ】

意識高い系は、様々な美容グッズや健康器具を購入してしまう。習い事をする場合には形から入るタイプも多く、結局続かなくて道具一式だけ残るケースも。


【⑨ぬいぐるみやマンガ本】

可愛いものが好きな先生は、ぬいぐるみやキャラクターグッズがたくさん。オタク系の場合、そこに大量のマンガ本やゲームも加わる。


【⑩教室の備品】

リトミックをしている先生は、カスタネット、スズ、タンバリン、ハンドベルなどの楽器も加わる。様々なカード、マット、積み木なども。(プチ保育園状態)


【まとめ】

ピアノの先生は、明らかに断捨離が必要な人種だと言える。

本人は見慣れているためにあまり感じないけれど、音楽関係以外の人から見たら、部屋のごちゃごちゃ感は否めない。

『のだめカンタービレ』では、のだめの部屋は汚部屋として描かれているが、物が多すぎる光景は的を得ていると思う。

断捨離のやましたひでこ先生が来て、部屋や持ち物を確認したら、「今すぐ捨てなさい!」と叱られてしまうだろう。

だが、ピアノの先生にとっては、どれも仕事道具とも言える必要かつ大切な物ばかりなのだ。(つまり、捨てられない。)

不要に思われる物ですら、本人には癒しになったり、曲のインスピレーションにもなっている場合もある。(言い訳?)

だから、ピアノの先生という職業を続けている限り、絶対にミニマリストになれないのが現状だ。

部屋に溢れる物の数々は、熱心に音楽や指導に向き合ってきた努力の足跡でもある。

そして、経験年数が長くなるほど、物がどんどん増えていくという『無限スパイラル』にはまっていく、、、。

※現在、私は『プチミニマリスト』を目指して、物を減らす努力中である。しかし、まだまだ道は遠い。

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