• 目次
  •   ① 歯並びと声の響き
  •   ② ボヘミアン・ラプソディ  
  •   ③ 本能に呼び掛ける声
  •   ④ フレディのポーズ
  •   ⑤ 才能の伏線とは?

③本能に呼び掛ける声


昨年9月のイベントで、フレディのソロ曲『I was born to love you』のボーカルをやることになりました。

CMに使われることの多い人気曲です。何十回も聴いた曲です。

でも、すぐ問題に気付きました。1ヶ月後に歌うのに、口ずさんだことすらなかったのです。(神様だから聴く専門)

幸い原曲と同じキーで歌えそうです。まずは、一緒に歌うため音源をかけますが、聴き入ってしまいます。

何度もそういう事を繰り返してしまうので『フレディの声は聴くのに集中してしまう特殊な声質』と思いました。

フレディの声質は厚みがあります。色々な音域で倍音が鳴っている感じです。

だから、同じ音量であっても、ほかの歌手より声の存在感が強いのです。

昨年、日本で開催されたW杯ラグビーの試合では、フレディの「エーオ!」が流れていました。

彼の声は、ジャングルでリーダーのオス猿が周りの猿達に叫ぶような『本能に呼び掛けるような声質』です。

だから、ウェンブリー・スタジアムでのライブでの観客との掛け合いでの一体感が生まれるのだと思います。

だから、私もフレディの「エーオ!」が聴こえると、つい反射的に「エーオ!」と返したくなってしまいます。

下の動画は、かなりマニアックですが「エーオ」の部分だけのものです。1人なのに、声の存在感がすごいです。

⑤才能の伏線とは?


フレディは、学生時代、音楽以外に長距離とボクシングもやっていたそうです。

コンサートでフレディが拳を突き上げるポーズは、ボクシングから来ているのかもしれません。

映画では、空港で荷物を運ぶバイトをやっているシーンもありました。

長距離走やボクシングで心肺機能を鍛えたり、バイトで背筋を鍛えたり、様々な経験が歌の基礎になっています。

ところで、現代の歌手は、様々な専門家が協力してアーティストのイメージを作り上げます。

一方、フレディの個性的なファッションやパフォーマンスは彼独自のもので、笑われても自分のアイデアを貫きました。

美術大学出身でデザインのセンスにも優れ、レコード『オペラ座の夜』のジャケットデザインをしているほどです。

驚いてしまうのは、デビュー当時の『keep yourself alive』の動画でさえ、カリスマ性が見られることです。

パフォーマンスやセルフプロデュースに長ける彼を越える人は、これからも現れないことでしょう。


~レディー・ガガの言葉より~

 フレディは唯一無二の存在よ。
 音楽史上最大のスーパースターの
 一人ね。

 彼はシンガーであるだけでなく、
 素晴らしいパフォーマ-であった。

 舞台を制する人であり、  
 常に自分を変化させつづけていた。

 一言で言えば、天才よ。

         ミント音楽教室

オリジナルの記事を載せています。当サイト内の文章、情報(内容)、写真等の無断掲載及びリライトは、ご遠慮下さい。

合わせて読みたい関連記事♪

記事が役に立ったり面白いと思ったら、下のSNSボタンから、お友達にシェアをお願いします♪

powered by crayon(クレヨン)