• 目次
  •      ①聞く力(英語耳)
  •      ②読む力

①聞く力(英語耳)


英語のアルファベットの数は、全部で26個しかありません。この組み合わせだけで英語は成り立っています。

日本語には、ひらがな、カタカナ、漢字があるので、「英語は覚える数が少なくてラク!」と思いませんか?

ところが、英語は発音の種類が日本語より沢山あります。舌や唇の使い方、アクセントやリズムも全く違います。

リスニングが出来ないのは、英語は日本語とは全く違う発音だからです。

周波数も、日本語が1500ヘルツ以下なのに対し、英語は2000~12000ヘルツと、かなり差があります。

英語を聞き取れない人の脳を調べると、なんと「英語を雑音として処理している」そうです。

でも、初歩の段階から、正しい発音を浴びれば、聞き取れるようになります。

注意したいのは、映像ではなく目の前の人の発音を聞く事が脳には効果的、ということです。(脳の実験より)

他のページ『英語耳』(※下参照)にも書きましたが、ミラーニューロンという脳細胞は、映像には反応しません。

だから、○○英語システム、○○イングリッシュ、という何十万円の高額な教材は、実は効果が薄くなります。

『生身の先生の正しい発音を直接聞くこと』が、英語耳を作る上で大事なことなのです。

聞く力(英語耳)が育つと、本人の発音も驚くほど良くなっていきます。

聞く力は、『通じる英語の基礎を作る』という点で、とても重要なのです。

②読む力


『読む力』すなわち読解力は、学力とも深い関係があるという研究結果が発表されています。

小学生のうちに、英語のアルファベットに慣れて、特に小文字をしっかり覚えましょう。

なぜなら、英語の文章において、名称や文の最初の一文字以外を除けば、ほとんどが小文字だからです。

でも、アルファベットの小文字は、大文字より特徴が無いので、お子さんにとっては覚えにくいです。

特に、bとdや、pとq、hとn、mとnは、間違いやすいので、注意してしっかり覚えさせて下さい。

また、普段から、単語が瞬時に分かり、頭の中で音声と形が浮かぶようにしておきましょう。

その点で、英語の絵本は、イメージしやすく読みやすいのでオススメです。

皆さんも、小さい頃、自分1人で絵本が読めた時、嬉しかった記憶はありませんか?

そうやって、何度も繰り返して英語の本を読むと、英文のリズム、文のパターンに自然と慣れることが出来ます。

パターンに慣れれば、中学で文法が出てきた時に、「あの文と同じだ!」とスムーズに受け入れられるのです。

日本の国語でも、小学一年生から沢山音読をします。それがベースになり、簡単な作文も書けるようになります。

それなのに、中学の英語では読む量や音読が少ないのに、いきなり文法になるから嫌いになるのです。

また、日本人には馴染みのない『フォニックス』という英語の発音の読み方を身に付けることも効果的です。

英語圏の子供たちは、この方法で英語の読み方を学んでいきます。

フォニックスを習うと『知らない単語でも7割方の読み方が予測出来るようになる』という利点があります。

フォニックスのほんの1例を紹介します。ueを見たら、ウーと読むことを覚えます。

そうすると、blue、glue、clue、trueを見た時に、すぐ読めるようになるのです。

ところで、私が過去に英検やTOEICテストを受けた時に、強く感じたことがあります。

英文をかなり速く読めないと、テストのスコアが全く上がらないのです。時間との勝負です。

ゆっくりなら読めても、英文の量が多いので、時間内に全て終わらせるのも大変!と感じた人も多いことでしょう。

速読をするためには、『大量の語彙力』と『瞬時に英語を固まりで感じられる文法力』の両方が必要です。

その足掛かりとして、小学生のうちに、『やさしい英語を自然に楽しく読めるように』しておきましょう。

英語においても、『読む力は未来の可能性につながる重要な力』です。

『読むのが楽しい!』と感じられれば、中学、高校と進んでも、決して英語が嫌いにはならないでしょう。

         ミント音楽教室

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