ピアノの先生は暇人に見られるけれど、実はヒマじゃない!?

2021年12月20日 08:53


ピアノの先生は暇人に見られる。なぜか、のんびりした日常を送っているように思われている。

確かに、教えている時間だけを仕事時間としてカウントすれば、働く時間が短いと言えるかもしれない。

もちろん、大手音楽教室で働く場合には、指導以外のほとんどの仕事はスタッフがやってくれる。

しかし、個人教室の場合には、基本的には個人経営の飲食店と同じだ。営業時間以外にも仕事をしている。

飲食店の仕事と内容を重ねてみた。
(私のケースだけではなく、他の先生達に聞いた話も足して、まとめています。)

【メニュー開発、仕込み】
弾ける曲をどんどん増やす。教材研究の研修会に参加。日々練習したりレッスンに通って腕が落ちないよう努力をする。

【店の掃除、環境整備】
教室、玄関、トイレのお掃除。赤ちゃんを連れてくる場合もあるので、床の水拭きもする。草取り、花壇などの手入れ。

【営業活動①】(定番)
ホームページ制作。チラシを作って自分で配る。新聞折り込み広告を依頼。子ども向け雑誌、Googleなどに広告を依頼。

【営業活動②】(SNS)
人によっては、Instagram、Twitter、ブログ、公式LINE、YouTubeの総動員!?記事を書いたり動画の撮影をする。

【営業活動③】(地域のボランティア)
学校のPTA、地域の役員、読み聞かせ、コーラスなどの伴奏などに積極的に参加する。ここから仕事の依頼が来る時も。

【帳簿付け】
確定申告のために、月謝、光熱費、消耗品などの経費を、品目に分けて記入。収入と支出のバランスをチェックする。

【顧客名簿への記入】
生徒さんのレッスン進度、強化したい部分、気になる点などをノートに記入し、今後どんな指導が必要なのか考える。

【食材選びや注文】
楽譜店で時間をかけて教材を選ぶ。コロナ禍のため通販で頼むことも。生徒さんに合う曲を沢山の曲の中から選ぶなど。

【雑用】
生徒さんからのメールや問い合わせに返信する。電話に応対する。教材のコピーを用意する。備品の買い足しなど。

【他のお店に食べに行く】
コンサートやライブに行って、表現力やパフォーマンスなどの研究をする。(単に楽しんでいるだけにも見える?)

【情報収集】
音楽仲間と連絡を取り合う。音楽を聴いたり、色々な記事や本を読んで、自分の中に新しい知識をインプットしていく。

※冒頭のイラストのように、いくつもの作業を1人でこなしている。ただ、飲食店と同じく個人差が大きいのは確かだ。

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